いろいろなものを試してきたがNotionに移行した．ノートアプリに求める最低限の要件は次の3点．

• Markdown 記法の入力サポートがある
  • 箇条書きで改行したらbullet記号を自動挿入
  • プレビュー機能はさいあく他のソフトウェアで代替できる
• エクスポートが容易
  • ノートアプリへの愛は移り気なものなので，後で乗り換えるかもしれない
  • 自分の書き物をプラットフォームに握られるのはいろんな意味で危険
• モバイルアプリがある
  • 思いついたことをどこでも書けたり，書いたものをいつでも確認できるのが良い
  • 素のMarkdownファイルをクラウドストレージで同期することが選択肢に入らないのはこの制約があるため

Notionは全て満たす．あったらいいなというレベルで言えばもっと細々要件はあって，起動が早いとかElectronではないとかあるが，それらは我慢できる．

以下では，ソフトウェアやプラットフォームに依存しない note taking の方法論として，私が意識していることをまとめる．

メモ・ノートを取るときのモード

• タスクを進めている間の進捗メモ
  • タスク管理 のほうのノート機能に
• タスクにそれほど強く結びつかない覚書・情報整理・勉強メモ
  • 全般的なノートとしてひとまとめに
• プロジェクトに関する考え事・情報整理
  • プロジェクトごとのフォルダに，トピックごとにノートを書く

ノートを取りたいときに，どのモードに属するかは曖昧である．どこに書こうか迷っているうちに書く内容を忘れるのはよくないので，ノートを取りたいと思ったらなんでもまずここに書く，という Inbox を作るのが良い．一通り書き終わってから適切な場所に移すことにすれば，躊躇いなくノートを書けるようになるのではないかと思ってのことだ．