けれども、この書は1つの話として、あるいは、1つの寓話と言っても良いが、そういうものとしてだけお見せするのであり、そこには真似て良い手本とともに、従わないほうが良い例も数多くみられるだろう。そのようにお見せしてわたしが期待するのは、この書が誰にも無害で、しかも人によっては有益であり、またすべての人が私のこの率直さをよしとしてくれることである。

— デカルト著・谷川多佳子訳『方法序説』岩波書店(岩波文庫・青613-1)1997年, p. 11

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文責・矢田 竣太郎

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